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「……彼らには申し訳ないことを……、……いいえ。こんなことを言うべきではありませんね。自分の死が他者に後悔を植え付けさせる展開なんて、フロウも望んでいないでしょうから」 ロビーのソファに腰をかけていたグロリアは、同族の青年を案内し帰ってきたリグにそう問いかけた。 「はい。あ、そう考えるとやっぱりツヴァイさんとフロウさんって相性良かったんですね。彼女の性格なら、数日後には立ち直ってますよ」 「…そうね、彼女はきっとそう。だけども………………貴方の同族の彼は?どうなの」 「えーフェイクさんですか?私あんまりその話したくないんですけどー…」 リグは尻尾を指先に絡めながら、頬杖を着く。 「さっきちょっと聞いちゃったんですよね。ツヴァイさんに攻め寄ってましたよ。ラブルさん達が止めてくれてたんで放って来ましたけど」 「………はー………でしょうね。そうよね…そうなるわよね………、……………いいですか、リグ。私たちは、あの子を殺してしまった以上、せめてもの償いとして彼女を守り抜く義務があります」 「はい、ザシアンさん」 「とはいえ……」 悪いのが誰かと問われれば
7月12日
置き去りになった夢
「フロウが死んだ?」 その声色は今まで聞いてきた中で最も無機質なものだった。ソウルディからの面倒な仕事を終えいつものようにエオス事務所の施設に向かい適当な選手を捕まえて遊ぼうと思っていた時。 彼フェイクの前に姿を現したのは普段の余裕そうな立ち振る舞いよりかは僅かに静まったリグと、酷く窶れた状態で涙を零し俯くプクの肩を寄せ眉を顰めるオウジだった。 「ドッキリ?俺に?」 「いいえ、本当ですよ。貴方がそんな顔をするなんて珍しい事もあるもんですね。…まあ、無理もないですが」 対応や表情はいつもと変わらないフェイクだが、彼の僅かな動揺を見逃さないのは同じインテレオンだからだろうか。 同族だからこそフェイクは悟った。嘘ではないと。何より救助隊の中でも比較的平和主義で嘘を付くことに慣れていないであろうプクの元気が無い。 「…今何処にいるんだ?」 「この先の診療室で皆別れを告げています」 「そう。遺体はあるんだ」 「ちゃんと回収しましたよ。彼には知り合いが多いですから」 あくまで変わらない声色に涼し気な表情で答えるとそのまま迷いなく廊下を歩きリグ達の横を通り抜け
7月12日
みらいよち
その日、ツヴァイはご機嫌だった。 理由の1つは、2日でツヴァイに初めての後輩が出来るから。 みんなの後輩として可愛がられてきたツヴァイは、別に今の環境が気に入っていなかったわけでは無い。けれど、後輩が出来るということはツヴァイも教えられることがあるということ。期待と不安で胸を膨らませた後輩に寄り添ってあげることが出来るのは、そのドキドキをまだ覚えている新参のツヴァイだけなのだ。 2つ目の理由は、もうすぐ夏がやってくるから。雨が降り続けどんよりとした空気に嫌気がさしてくる梅雨が明れば、カラッと晴れた気持ちの良い季節がやって来る。 夏といえば海。 海といえばサーフィン。 「サーフィンといえばアロライ!いえーい☆」 というわけで、ご機嫌にもお得意の空中サーフィンでスタジアムの廊下を走っていたツヴァイは、曲がり角で誰かとぶつかった。 「わわっ!ごめん!大丈夫かい!」 「…ええ、大丈夫よ。ふふふ、なんだかご機嫌だったわね」 顔を上げれば、穏やかに笑う女性。 「あ!ユピテルちゃん!こんにちは!」 「ええ、こんにちは」 サーナイトのユピテルは、同じエスパータイ
7月12日
クリスマス
▶フロツヴァ 「うーーーーん」 「どうしたの〜ツヴァイちゃん!」 「あ!フローラだぁ!フローラはケーキの作り方って知ってるかい?」 「ケーキ?う、あ、怪しいというか………あれ?ツヴァイちゃんってパンケーキ作れるよね?」 「パンケーキは作れるんだけど、ケーキは難しくて困ってるんだ!それにフロウは甘いもの好きじゃないし…」 「ツヴァイはフロウへのクリスマスプレゼントで悩んでるのかな?それならフロウが絶対に喜んで食べる、ケーキの作り方を私が教えてあげちゃうよ!ふふふ!」 「えーっ!そんなのがあるのー!?フローラすごい!教えてよっ!」 「まずはツヴァイちゃんにクリームとイチゴを乗せます!」 「ボクに?」 「そう!それでリボンを巻き巻きして…真っ白なシーツを包装紙代わりにしてツヴァイちゃんを包みます!完成!フロウくん専用のケーキ!」 「フローラちゃんすごい!わかった!真似してみるねっ!ありがとう〜☆」 「頑張って!あ、後で上手くいったか教えてね〜!」 「おいアレク…あれ大丈夫なのか…?」 「…………さぁ?」 ▶ルイアン 「きゅわわはね、思っちゃったの」 「
7月12日
パンケーキと子供
『今日のお昼ご飯はパンケーキを作るから、中庭で待っててね☆』 暖かな日差しが射し込む昼下がり。 エオス島の中庭のベンチで、渋々だが…フロウはパンケーキ女の忠告通りに待っていた。 しかし一向に経っても彼女は現れない。 マイペースな彼女だが、フロウや友人との約束を破ることは無かった。 ──────何かあったのではないか? そんな一抹の不安が、フロウの頭をよぎる。 ………と、その時だった。 「うわぁぁぁん!フロウ!フロウ〜!どこにいるのー!」 「は……?」 どこかから、否………主に上空から。 探し主の泣き声が聞こえるので、フロウは冷や汗を書きながら空を見上げた。 ──────空からは、サーフィンの尻尾に腰掛けた少女が、2匹のメッソンを抱えてフロウ目掛けて落ちてきていた。 「で?なんなんだコレは…」 地面が柔らかい芝生で良かったと、改めて思う。落下してきた彼女はフロウと衝突し、小さなメッソン二匹と共にころころと転がった。 しかし、その少女……ツヴァイは転がったことに対しては特に気にする様子を見せずにフロウに泣きついた。 「大変だよ!大変なんだよー!!!」
7月12日
その後、ダイヤの指輪(パチモン)を持ってきた
ツヴァイがエオス島にやって来てから、早くも5ヶ月が経とうとしていた。かつては一番の後輩だったツヴァイも、マホイップ、ラティオスとラティアス、そしてパーモット…と様々なポケモン達の参戦により、周囲からも新入り扱いされることは少なくなっている。 そんな中、ツヴァイはとあるピチューの少女から相談を受けていた。彼女とは……たった今その辺の廊下で知り合った仲だ。朝食がパンケーキだったためご機嫌に廊下を滑っていたツヴァイを呼び止めたのが彼女だった。 「ツヴァイさん!貴方に相談したいことがあるんです!聞いてくれませんか!」 「いいよーっ!」 可愛いピチューちゃんに頼まれちゃ仕方ない!とツヴァイはサーフボードの上で器用に胸を張りながら、彼女の話を聞くことにした。 肝心の話の内容と言えば、 「私、人間のことを好きになってしまったんです。だけど、私はポケモン。彼とは違う生き物だし、彼以外の人間とはお話したことすら無いんです…。選手のツヴァイさんならトレーナーさんと話したこともあるだろうしと思って…」 「えーっ!好きな子いるの!?どんなひと!どんなひと!」...
7月12日


7月12日
ないしょ話
🥞「あ、リグだ!試合終わったの?」 👻「チッ。匂いに釣れたか。どんだけ鼻が利くんだよ」 午前中のユナイト試合分を終えお昼の休憩がてらフロウが事務所から借りている部屋にやってきたリグ。そこでは鍋の中にポイポイと包丁で切ったじゃがいもを入れるフロウとニンジンを用意するツヴァイの姿があった。 ツヴァイは可愛らしいエプロンを身に着け、フロウは髪の毛が邪魔だったのかポニテになっている。(髪飾りが可愛らしいのはきっとツヴァイが結んだのだろう) 🦎「ふふん、爬虫類は鼻が利くんですよ。…ところでお二人で料理されてるなんて珍しいですね?」 👻「コイツ自分が作るとか言いやがったくせにカレーにポイップ入れようとしやがってよ」 🦎「え?それのどこがおかしいんです?ガラルじゃカレーにマホイップは王道ですよ」 🥞「そうなんだー!ボクもカレーにポイップ合うと思ってたんだ☆」 👻「それはオマエらの味覚がいかれてるって事だぜ。…おい待てここぞとばかりに入れようとすんな、作り直しになるだろうが!」 眉間にシワを寄せながらも指摘し修整していくフロウとやり取りを交わすリグ
7月12日
喫茶店にて
カランコロン! ツヴァイ 「Alola!いらっしゃいませ!えっと…ご主人さま!2人で来たの?」 客 「ほ、本当にツヴァイちゃんが喫茶店でバイトしてる…」 客2 「なんて健気で可愛いんだ…天使様だ…涙で前が見えなくなってきたぜ…」 ツヴァイ 「??よく分からないけど2人ご案なーい!こっちだよ☆」 🥞 ツヴァイ 「えっとね〜、オススメはふわふわパンケーキとチョコバナナパンケーキとミックスフルーツパンケーキと…」 ルチェ 「頑張ってるようだな、ツヴァイ」 ツヴァイ 「あ!ルチェちゃん、フローラちゃん!来てくれたんだ〜!」 フローラ 「ツヴァイちゃんこんにちは!凄いお客さんの数だね、メイドさんの格好とっても可愛い〜!」 ルチェ 「うん。ぴんくメインで良いと思う」 ツヴァイ 「えへへホントっ?ありがとう〜!」 ヒラヒラとフリル多めのミニスカメイドの格好をしたツヴァイちゃん上機嫌でクルクルとその場で回ってみせる。すると周りのお客さんが絶賛しヒューヒューと盛り上がる。中には号泣してる者もいる。 ツヴァイ 「あれっ?…あ、いた!も〜〜!フロウ〜!フロウも一緒に
7月12日
※フロツヴァR18詰め
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7月12日


7月12日
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