「HOLLOW HUNGER」オーバーロード

ENCOUNTER

度々人が襲われる為出入り禁止されている地獄森。そこには鬼のランとソンが住み着いていた。

姉のランと迷い込んだ研究員を食らおうと襲撃したところ、試作段階の魔術道具が破壊された拍子に少量のワームホールが発生しソンが飲み込まれる。次に目を覚ますと知らない場所、蜻蛉さんがいる世界へ飛ばされていた。

後に蜻蛉さんと遭遇し攻撃するが返り討ちにあう上に何故か保護される。次々に重なった災難に苛つきを見せていたソンだったが、元の世界に帰還する方法を探す為渋々情報収集から始めることに。

LOVE　　　　

告白という概念や段階を飛び抜かしていそうな二人。

姉とはぐれ別世界に飛ばされ見知らぬ男性に拷問されるわけでもなく保護される、という事態に最初は信頼関係を築けるわけもなく噛みつく勢いで嫌悪する。しかし腹は減るし野生本能には逆らわない生き方をしてきている為正直な面もあり、蜻蛉さんはそんな様子を小動物として認識してそうではある。

拷問依頼をされておらず本当にただ保護しているだけの彼の態度にソンは徐々に警戒心を解き事情を話し元の世界に帰還するまでの間シンプルな関係として付き合い始める。

さらには蜻蛉さんの職場がソンにとって馳走の山であり、清掃班から時々余った死体を貰って生き長らえている。残してもらわないと空腹で機嫌が悪くなる。

本来の世界では本領発揮出来なかったが別世界にいる時点でReisetu世界の管理外となるため死体も食べ放題。この生活に愉悦を感じ始めた頃、自体は豹変。

封印の鎖が一気にソンを蝕み無理に反発した結果力の暴走。理性を失えば戻らず蜻蛉さん達を食い殺す勢いで襲い掛かるだろう。本来の力を取り戻した事に以前は喜んだであろうソンは今、必死に抑えようとしている。そんな事態をどう対処するかが今後の鍵となる。