微 笑 む 宝 石
ス ウ ロ
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E P 1 ~
《ヒト》の感情から生み出される宝石は、「心の宝石」と呼ばれていた。
彼はその宝石から誕生した黒魔法使い。微笑みの感情から現れた。
彼を「作り」出したのはとある研究者ロルフッテ。
突如行方不明となったロルフッテと再会する為に魔女ラビナと旅を続けていたところ、
途中ラビナと逸れ、とある奇跡によりオラクルの世界へ降り立ってしまう。
オラクルへ飛ばされる前に聞こえたのは、美しくも悲しい絶望の唄声。
「 皆様の願いが届きますように、です 」
「 ぼくで宜しければいつでもご一緒しますのです 」
絶 望 の 唄
シ ャ フ
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E P 2 ~
守 護 輝 士
「希望」と「絶望」の奇跡を起こす唄声を持つ少年がいた。
奇跡を求める声は収まらず、様々な「実験体」となった少年は長い年月苦しむ事となる。
やがて少年は助けを求め自身へ唄を歌い、「希望」「絶望」に姿が誕生する奇跡を起こした。
容易に作り上げてしまった奇跡に酷く後悔し、二人を各遠い世界へと送り出す。
少年とは違う生き方で、静かに過ごせるよう祈りながら。
彼はその「絶望」の存在。
当時の記憶が無い彼は「絶望」も知らず、とある海底で静かに、寂しげに唄う。
「 ごめん、なさい 」
「 おれが…あなたたちを、よんでしまった、の…? 」
秩 序 の 戦 士
ス ミ レ
E P 3 ~
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どこかに存在する地の世界の秩序を守る女戦士。
絶望の唄が途切れた頃、大きな審判にて様々な罪を重ね続ける魔女ラビナ、
それに協力していた研究者ロルフッテの二人に処分が決定される。
「魔女狩り」の代表者として令を下された彼女はラビナ達を追い、オラクルへ踏み込む。
しかし、彼女は心の奥底で確かに迷いがあった。
自身にまだ人としての命がある頃、ラビナとは親友関係だった為だ。
「 全ては世界の秩序の為に 」
「 その考えは許されないし、私が許さない 」
天 邪 鬼 な 悪 夢
ケ イ ネ
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E P 4 ~
有象無象に存在する「悪夢」を浄化する力を持つ部隊の一人、だった。
彼はどこかの世界で「悪夢」と対峙していた者であり、「悪夢」に敗北した存在√。
復讐か、諦めか。彼は自身がいた世界含め全てを「逆さ」にする巨大な力を求め始める。
そんな時聞こえたのは、絶望の唄。
天邪鬼と化した彼はその唄の奇跡を利用しようとオラクルの世界へ侵入。
まずはアークス達の記憶を奪い、オラクルを乗っ取ってやろうと。
「 お先にどうぞ。俺も勝手にしとくから 」
「 楽園という名の悪夢はすぐそこだ 喜べよ 」
奇 跡 の 唄
シ ャ フ
----------------------------------------------prologue
E P 4 ~
守 護 輝 士
守護輝士ケイネがマザーと手を組んだ事によりオラクル全体が混乱していた。
そんな時、シャフは「希望」と名乗る自身と出会う。
彼は思い出した。「絶望」でありながら、守護輝士として立ち向かっていた日々を。
彼は「希望」と「絶望」が決意した奇跡であり、「本来の場所へ帰った」姿。
「絶望」を「絶望」で終わらせないために、彼は天邪鬼ケイネによる記憶操作を浄化する。
「 きみといると色んな世界が見れる 」
「 俺が必ず守るよ。その為にこの唄があるのだから 」
- other character -
「 研究者の時点で自分の運命なんざ決まったようなものだ 」
研 究 者
ロルフッテ
----------------------------------------------E P 1 ~
世界から高い評価を得ていた研究者。
奇跡の唄シャフを中心とした実験や「心の宝石」の研究を重ね、
ついに宝石から《ヒト》を作り上げることに成功する。
彼は微笑みの宝石を「スウロ」と名付け、育て、やがて姿を消した。
「 オイラは自分の為に喰らい続けているのさ 」
魔 女
ラ ビ ナ
----------------------------------------------E P 1 ~
「心の宝石」を喰らうことで存在出来る暴食の魔女。
彼女が存在する限り様々な災害が生み出されると言われている。
一部では彼女を『 史上最悪の悪夢 』と呼ぶ。
研究者ロルフッテの行方をスウロと追っていた途中、はぐれる。
「 その先に未来があると、本当に思うのか 」
創 作 者
N
----------------------------------------------E P 5 ~
オメガ発生と同じ時期に守護輝士シャフ達の前に現れ、復讐者ノイズと共に襲撃。
彼女は世界に潜むもう一つの存在。
どこかの世界の軸が歪めば、どこかの「影」として現れる。
一度創作者と復讐者が存在すると消滅することは決してない。
「 何度も繰り返す事自体がいかれてるって言ってんだよ! 」
復 讐 者
ノ イ ズ
----------------------------------------------E P 5 ~
創作者Nと共に襲撃に同行した存在。
Nがどこかの「影」ならば、彼はそのN自身の「影」であり、
憎悪や怒りに満ちた『影の塊』である。
創作者が存在しない限り復讐者が存在することは決してない。